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掌蹠膿疱症とは?
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手の平や足の裏に現れる慢性の皮膚疾患です。小さな無菌性の水疱(水ぶくれ)や膿疱(膿が溜まったできもの)が群生し、しばしば厚い皮膚の層を形成するのが特徴です。発症すると非常に痛みを伴い、かゆみがある場合もあります。
手の平や足の裏は日常生活で頻繁に使用する部位であるため、物を握る、歩く、その他の動作を行う時に不便を感じることがあります。
掌蹠膿疱症の原因
掌蹠膿疱症の原因ははっきりとわかっていませんが、遺伝的素因、免疫機能の異常、病巣感染、喫煙、ストレス、金属アレルギーなどが関与していると考えられています。
こんな症状はありませんか?
- 手の平や足の裏に水疱や膿疱ができる
- 患部にかゆみや痛みを感じる
- 水疱や膿疱が破れて皮膚が荒れる
- 水疱や膿疱が治癒しても再発する。
- 皮膚が乾燥してひび割れる
- 足の裏が痛くて歩きづらい
など
このような症状でお困りでしたら、西宮市の甲子園駅前おおした皮フ科クリニックへご相談ください。
掌蹠膿疱症の検査
掌蹠膿疱症に対して次のような検査を行います。
皮膚生検
無菌性の水疱や膿疱を確認するため、患部の皮膚を少量採取し顕微鏡で調べます。
血液検査
関節炎の有無や炎症の程度を確認し、関節リウマチとの鑑別を行います。
真菌検査(KOH直接鏡検)
白癬と鑑別するために、病変部位から角質を採取して真菌の有無を調べます。
掌蹠膿疱症の治療
掌蹠膿疱症の治療の中心は外用薬(塗り薬)ですが、当院ではエキシマライトを導入し、紫外線療法(保険適用)にも対応しています。
外用薬
ステロイド軟膏や活性型ビタミンD3軟膏を使用し、かゆみや痛みを和らげます。
紫外線療法(エキシマライト)
掌蹠膿疱症などの様々な皮膚疾患の治療で行われる紫外線療法です。308nmの特定波長の紫外線B波(UVB)を患部に照射することで、皮膚病変の改善を目指します。UVBが皮膚の深部にある炎症細胞に作用し、炎症反応を抑制することで症状の軽減をはかります。
掌蹠膿疱症に対する紫外線療法は保険適用で受けられます。