蕁麻疹

蕁麻疹とは?

蕁麻疹(じんましん)は、皮膚表面に一時的に出現する赤い膨らみや、斑点といった症状が特徴的な皮膚疾患です。これらの症状は、皮膚の深い部分にある血管が拡張し、液体が周囲の組織に漏れ出ることで生じます。
短時間から数日間持続するかゆみを伴う膨らみが発生し、これが典型的な蕁麻疹の症状となります。
蕁麻疹の発生は、体内の免疫系が何らかのアレルゲン(アレルギーの原因物質)に過敏に反応し、ヒスタミンなどの化学物質を放出することによって引き起こされます。これらの化学物質が血管の透過性を高め、皮膚の膨らみや赤みといった症状を引き起こします。

蕁麻疹の原因

蕁麻疹の原因は非常に多岐にわたります。アレルギー反応が原因である場合、食品、薬物、花粉などがその原因物質として挙げられます。

また気温の変化や冷たい水、日光などの物理的な刺激、心理的ストレスが原因となることもあります。

急性蕁麻疹と慢性蕁麻疹

蕁麻疹は、その持続期間によって大きく「急性蕁麻疹」と「慢性蕁麻疹」に分けられます。

■急性蕁麻疹

急性蕁麻疹は、発症してから1ヶ月以内の症状が見られるものを指します。細菌やウイルスの感染、特定の食品や薬物への反応などが原因で起こることが多く、比較的原因が特定しやすいと言えます。

症状は比較的短期間にわたり、適切な治療を行うことで、早期に改善が見込めることが特徴です。

■慢性蕁麻疹

一方、慢性蕁麻疹は、発症から1ヶ月以上続く症状が見られるものを指し、毎日のように繰り返し症状が現れることが特徴です。

慢性蕁麻疹の場合、原因が特定できないことが多く、患者様自身もどのような要因で症状が引き起こされているのかわからない状態が続くことがあります。そのため、治療は症状のコントロールに重点を置き、QOL(生活の質)の維持・向上を目指します。

こんな症状でお困りではありませんか?

  • 皮膚上に突然赤く膨らんだ発疹が現れる
  • 強いかゆみを伴う発疹が出る
  • 長期間にわたって症状が繰り返し現れる
  • ストレスや疲労時に症状が悪化する
  • 特定の食品を摂取した後に症状が現れる
  • 寒冷や物理的な刺激によって発疹が現れる

など

このような症状でお困りでしたら、西宮市の甲子園駅前おおした皮フ科クリニックへご相談ください。

蕁麻疹の検査

当院では、蕁麻疹の原因を特定するために、血液検査をはじめとするアレルギー検査を行います。血液検査(View39)を実施して、アレルゲンを特定し、それに基づいた治療計画を立てます。

蕁麻疹の治療

蕁麻疹の治療方法は、原因や症状の重さによって異なります。

基本的には抗アレルギー薬の内服による対症療法が中心となりますが、重症の場合はより効果のある注射薬の使用も検討します。

抗ヒスタミン薬

ヒスタミンの作用をブロックし、かゆみや発疹を緩和します。初期治療として最も一般的に用いられる薬剤です。

ステロイド

重症の蕁麻疹に対して、短期間のみ使用されることがあります。炎症を強力に抑える効果がありますが、長期使用には副作用のリスクが伴います。

免疫抑制剤

慢性的な蕁麻疹に対して、標準的な治療が効かない場合に免疫抑制剤の使用が検討されることがあります。免疫反応を抑制することで症状の緩和を目指します。

日常生活上の対策

蕁麻疹の原因となるアレルゲンの特定と回避、ストレス管理など、日常生活における対策も非常に重要です。

蕁麻疹の注射薬~ゾレア~

急性・慢性に関わらず、基本的に蕁麻疹の第一選択となるのは「抗ヒスタミン薬」です。しかし、抗ヒスタミン薬のみで症状が改善しない場合や、難治性の慢性蕁麻疹の場合には、蕁麻疹の注射薬「ゾレア」を使用することがあります。

ゾレアとは?

ゾレアは、ヒスタミンの生成の元となるIgEをブロックする作用があり、蕁麻疹の根本原因にアプローチすることが可能な注射薬です。抗ヒスタミン薬では効果が不十分だった慢性蕁麻疹に対しても、高い効果が期待できるとされています。

 

腕などへの皮下注射として行われ、12歳以上の慢性蕁麻疹の患者様が対象となります。従来の治療で効果が感じられなかった患者様にとって、ゾレアは大きな希望となり得ます。

“蕁麻疹の先輩”としてアドバイス

蕁麻疹の原因は多岐にわたり、時には私たち自身の日常生活の中で何気なく接触するものから引き起こされることもあります。ストレスが一因となる場合もあれば、特定の食物を摂取したことによる食物アレルギーの可能性も考えられます。そして、その原因を特定することが難しい場合もあります。

 

当院では、蕁麻疹の原因を特定するための血液検査をはじめとしたアレルギー検査を行い、患者様一人ひとりに合わせた治療方法を提案しています。

初期段階では抗アレルギー薬の内服を中心に治療を行い、症状の重い方にはより効果的な注射薬(ゾレア)を使用することも可能です。

 

院長自身も、大学時代から蕁麻疹に悩まされており、勤務医時代の当直の日などにストレスがかかると症状が現れていました。今でも抗アレルギー薬を服用していますが、良好に症状をコントロールできています。

 

こうした経験から、“蕁麻疹の先輩”として皆様へ色々とアドバイスできるものと思いますので、症状でお困りでしたらお気軽にご相談ください。

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